加齢臭の原因をなくしましょう！
加齢臭の大きな原因は体内にある中性脂肪です。
中性脂肪は分解すると、脂肪酸とグリセリンになります。この脂肪酸の一種が９−ヘキサデセン酸です。
９−ヘキサデセン酸は若いときには少ないのですが、４０歳を過ぎる頃から男女を問わず増加します。
この９−ヘキサデセン酸は皮膚の常在菌により分解されたり、過酸化脂質により酸化されると、ノネナールに変質します。
そして、このノネナールが加齢臭を発生させます。
加齢臭やそのもとになるノネナールを作り出すおおもとは不健康な生活習慣そのものです。
体の洗浄不足、衣料品・衣服の清潔度不足、脂質過剰な食生活、喫煙とアルコールの過飲、過度のストレスの蓄積、運動不足などの健康管理意識の欠如と、エチケット・マナー意識の欠如などが、あの加齢臭を作り出しているのです。
したがって、加齢臭とそのもとになるノネナール発生の原因を断つことが、加齢臭解消法であり、加齢臭対策そのものなのです。
重い疾病でもないかぎり、加齢臭を解消することは難しくはありません。
加齢臭対策のためのサプリメントやグッズも多種多様に提供されています。
しかし、一番大切なのは、加齢臭やそのもとになるノネナール発生の原因となっている生活習慣を改善しようとする、あなたのやる気なのです。
中性脂肪→脂肪酸→９−ヘキサデセン酸→常在菌により分解・過酸化脂質により酸化→ノネナール→加齢臭となるのが加齢臭の大きな原因なので、中性脂肪生成を防ぐ＝脂肪酸の生成を防ぐ＝９−ヘキサデセン酸の生成をできるだけ防ぐことが先ず大切です。
次に、９−ヘキサデセン酸を分解する皮膚の常在菌と９−ヘキサデセン酸を酸化する過酸化脂質の生成をできるだけ防ぐことが大切です。
では、加齢臭の予防と解消のためには、具体的に、どんな生活習慣が望ましいのでしょうか、また、生活習慣以外に、加齢臭の予防と解消のためにどんな対策サプリメントやグッズがあるのかを考えて見ましょう。
加齢臭の予防と解消のための生活習慣
１．体を十分に洗浄する。カラスの行水・シャワーでは駄目です。毎日、入浴して、体全体と頭髪を洗浄しましょう。ビニールタオルでゴシゴシやツメを立ててゴシゴシは過度に皮脂を取るので避けましょう。股間、腋下、耳の穴、足の指間なども忘れずに。洗浄で、皮膚の常在菌を減らしましょう。そして、脂肪酸の分解を減らし、９−ヘキサデセン酸→ノネナール生成→加齢臭を減らしましょう。人間の体は自然に老廃物を排出します。・毛から １％ ・爪から １％ ・皮膚（汗）から ３％ ・尿から２０％ ・便から７５％が排出されます。尿や便だけではなく、毛や爪や皮膚からも排出されます。股間だけでなく、毛や爪や皮膚も常在菌や過酸化脂質で汚れています。それぞれを清潔に保つことが加齢臭の予防・解消の第1歩です。
２．動物性脂質の摂取を減らす。過酸化脂質は体質も原因の一つですが、動物性脂質の過剰摂取が最大の原因です。ステーキの脂身、ハンバーガーの脂身などは、やがて過酸化脂質の生成→ノネナールの生成→加齢臭の発生につながります。
３．抗酸化食品を摂取する。抗酸化成分の代表格はビタミンCとビタミンEです。ビタミンCが多く含まれる食品は、緑黄色野菜（パセリ、ブロッコリー、ピーマン 小松菜、ほうれん草、モロヘイヤなど）、果物（レモン、いちご、キウイフルーツ、柿、ネーブルオレンジ、グレープフルーツ、夏みかんなど）、芋類、豆類、緑茶など。ビタミンEが多く含まれる食品は、緑黄色野菜（モロヘイヤ、カボチャ、ほうれん草、さつまいもなど）、果物（アボガド、キウイフルーツ、ブルーベリー、プルーンなど）、魚類（ウナギの蒲焼き、イカ、ブリ、キンキ、サケなど）、ピーナツ、アーモンドなど。これらの抗酸化食品の摂取で、過酸化脂肪による脂肪酸の酸化で生成される９−ヘキサデセン酸→ノネナール生成→加齢臭を減らしましょう。
４．食物繊維を十分に食べる。腸内を健全に保ち、腐敗物生成→血液混入→肺（息）や皮膚（汗腺）からの排出を減らしましょう。食物繊維が多い食材は、海藻類（のり ワカメ ひじき 昆布 ふのり 寒天 ところてんなど）、穀物（小麦杯芽 玄米 ソバなど）、芋 類（こんにゃく さつま芋 里芋 ジャガイモなど）、豆類（大豆 小豆 おから 納豆 ピーナッツ くるみ ゴマ 枝豆など）、野菜類（アスパラ かぼちゃ ごぼう 筍 ブロッコリー キャベツなど）、果物類（すもも バナナ 梨 苺 リンゴ グレープフルーツなど）、キノコ類（エノキダケ 椎茸 なめこ きくらげ 松茸など）。
５．アルコールの過飲は止める。過飲は活性酸素を生成して脂肪酸の酸化を促進するので、アルコールの過飲を止めて→９−ヘキサデセン酸生成→ノネナール生成→加齢臭発生を減らしましょう。
６．過度のストレスをさける。ストレスも活性酸素を発生させます。アルコールの過飲と同じ効力をもちます。
７．適度のウォーキングなどの有酸素運動をする。有酸素運動で活性酸素を減少させ、９−ヘキサデセン酸生成→ノネナール生成→加齢臭発生を減らしましょう。
加齢臭の予防と解消のためのサプリメントとグッズ
加齢臭の予防と解消のためには、健全な生活習慣が基本ですが、それを補強するために、加齢臭の予防と解消のためのサプリメントとグッズを利用することも有効です。
加齢臭の予防と解消のための抗酸化作用のある有効成分には、次のようなものがあります。１．ポリフェノール・イソフラボン ２．βカロチン ３．αリポ酸 ４．活性水素 ５．カテキン ６．コエンザイムQ10 ７．白金ナノコロイド
これらの抗酸化作用成分を含有する加齢臭の予防と解消のためのサプリメントは多岐・多種提供されていますが、中でも人気なのが、シャンピニヨン・エキス配合のサプリメントです。
シャンピニヨンとはフランス語で「きのこ」のことです。シャンピニオンと呼ぶ人のほうが多いです。老人ホームでの脱臭作業やおむつ替えなどでも、シャンピニオ・エキス配合の商品が広く使われています。シャンピニオンエキスは株式会社リコムが製造特許をもつ登録商標です。加齢臭の予防と解消のためのシャンピニオン・エキスの成分はアミノ酸（グルタミン酸、アラニン、スレオニン）、ポリフェノール、フラボノイド、多糖類、ビタミン類、ミネラル（マグネシウム、カルシウム、鉄、銅）などです。その効用の一部をご紹介します。１．口臭・体臭・便臭・加齢臭の解消。シャンピニオンの成分中、（1）アミノ酸は腸内で発生したアンモニアやアミン類を中和し無臭化します。（2）ポリフェノールやフラボノイドはメルカプタンやアミン類と結合し無臭化します。（3）多糖類はその科学構造の中に無臭成分を閉じ込め無臭化します。２．シャンピニオンは腸内の善玉ビフィズス菌を増加させ、腸の働きを整えます。こうした働きにより、便秘の解消ばかりでなく、軟便・泥便を正常の便にする働きもあります。３．血液の浄化作用。体内に入った食物は腸内の悪玉菌の作用により腐敗産物（アンモニア、インドール、メルカプタン、アミン、硫化水素など）を生成します。これらの腐敗産物は腸から血中に吸収されます。シャンピニオン・エキスは腸内で腐敗産物の生成を抑制し、血中のアンモニアなどの濃度をさげる作用があります。
加齢臭の予防と解消のためのシャンピニオン・エキス配合のサプリメントには、
１．ビタヘルスシャンピニオン（富士ヘルス産業）２．JCプログラム・コロンクリアランス（自由が丘クリニック）３．常盤スピードビューティシャンピニオン（常盤薬品工業）その他多数あります。
加齢臭の予防と解消のためのグッズには、１．タオル類。「体臭スッキリタオル」「体臭分解タオル」「体臭分解タオルケット」「体臭分解タオルシーツ」 ２．枕カバー。「加齢臭分解枕カバー」 ３．足ケア。「グランズレメディ・パウダー」 ４．消臭剤。「ニオイノンノ」 ５．「柿渋石鹸」柿の渋み成分にはタンニン（ポリフェノール）が赤ワインの１０倍以上含まれています。そのため、除菌・消臭力があります。 ６．「ミョウバン」ミョウバンは弱酸性で、常在菌ヤアンモニア（アルカリ性）などのくさみ成分を抑えます。ミョウバン入りの石鹸を利用したり、ミョウバン水スプレーは加齢臭の予防と解消に有効です。