プロペシアとロゲインー米国公認２大養毛・育毛・発毛剤
プロペシアとロゲインの二つだけが現在米国の食品医療局（ＦＤＡ; Food and Drug Administration）で認可されている養毛・育毛・発毛剤です。ハゲで思い出すのが、男くさいハリウッドの名優たち。ショーン・コネリ、ブルース・ウイリス、ニコラス・ケイジなど。男性ホルモンのかたまりみたいですよね。彼らもみんなＡＧＡ（男性型脱毛症）なのでしょう。プロペシアやロゲイン、また、それらのジェネリック医薬品はＡＧＡ（男性型脱毛症）すなわちハゲの治療に効果があります。プロペシアやロゲインのジェネリック医薬品は通販でも激安価格で買える養毛剤･育毛剤・発毛剤です。ジェネリック・プロペシアやジェネリック・ロゲインを個人輸入代行してくれる会社もあります。
現在、米国の食品医薬品局が男性の脱毛の治療のために認可している医薬品は２つだけです。ロゲインの主成分「ミノキシジル」とプロペシアの主成分「フィナステリド」です。「ミノキシジル」は血管拡張薬であり、1980年代に米国アップジョン社（現在のファイザー社）がハゲや脱毛症の治療用として2%のミノキシジル外用溶液（商標名：ロゲイン）を販売開始しました。日本では1999年に大正製薬が一般用医薬品（市販薬）として、ミノキシジル成分1%（商標名：リアップ）を販売開始しました。「フィナステリド」はDHT阻害薬であり、1997年米国メルク社が1%外用溶液（商標名：プロペシア）を、日本では、万有製薬（メルク社の日本法人）が医療用医薬品として、2005年10月に輸入承認をとり、12月同じ商標名で販売開始しました。「ロゲイン」「リアップ」は頭皮に塗る薬で、薬局で買えるのに対して、「プロペシア」は呑み薬で、医者の処方箋が必要です。
リアップ（ロゲイン）やプロペシアのジェネリック医薬品とは？
医薬品には先発医薬品（新薬）と後発医薬品（ジェネリック医薬品）があります。プロ野球投手のスターターとセットアッパーのような呼び名ですね。また、車のパーツの純正品と他社製同等品の関係に似た感じを受ける言葉ですね。
しかし、リアップ（ロゲイン）やプロペシアのジェネリック医薬品と呼ばれるような場合には少し事情が異なります。
ジェネリック医薬品（後発医薬品）とは、新薬（先発医薬品）に与えられている独占的販売期間、即ち、「有効性・安全性を検証する再審査期間（通常8年）」及び「特許期間（20年＋5年）」が終了した後に発売される医薬品であり、新薬と同じ有効成分で効能・効果、用法・用量が同一であり、新薬に比べて低価格な医薬品のことです。新薬の後にジェネリック医薬品が生まれたのです。「ロゲイン」のジェネリック医薬品には、「カークランド5%」「アクタビス5%」などがあり、「プロペシア」のジェネリック医薬品には、「フィンランシア」などがあります。
現在、日本では、ジェネリック医薬品の重要性が唱えられています。医療費の増加と少子化（将来の保険料の負担者の減少）のために、新薬に比較して低価格のジェネリック医薬品の重要性が認識されてきたのです。でも、まだまだ、英国や米国に比べて普及度は低いです。欧米では医薬品の有効成分の一般名（generic name）で処方されることが多いため、「ジェネリック」という言葉で呼ばれています。最近は、医者も薬剤師もジェネリック医薬品の普及に努力するようになってきました。
「ロゲイン」「ロゲイン ジェネリック医薬品」は頭皮に塗る薬ですから、やや、べたつきますし、テカテカと光ります。「プロペシア」や「プロペシア ジェネリック医薬品」は1日に１錠呑めば終わりです。大正製薬のリアップは医薬部外品なのでドラッグストアや通販で入手できますが、万有製薬から販売されているプロペシアは医療用医薬品で、医師の処方箋が必要な薬であるため、ドラッグストアや通販では入手できません。しかし個人輸入でプロペシアやプロペシアジェネリックを購入することは可能です。インターネットの海外サプリを取り扱うサイトなどで、プロペシアやプロペシア ジェネリックを販売しているのを見かけますが、これらも実際は｢個人輸入代行｣という形になります。医薬品の個人輸入は法的には認められていますが、あくまでも自己責任で行うということになります。
プロペシアの成分であるフィナステリドは、日本国内では薬事特許が切れていないため、国内製薬はされていません。しかし、特許法のない国ではジェネリック製品が製薬されて安価で発売されています。でも、あなたは自己責任での医薬品購入をどう考えますか？先ず、医師の処方を得られませんよね。それでも、購入しますか？ネットで調べれば、すぐに分かりますが、販売品には販売者が色々な免責事項をつけています。通販では、プロペシア ジェネリック医薬品で価格の低いものもありますが、安ければいいものではありませんよね。購入に際しては注意を払いましょう。
プロペシアの副作用のため服用は慎重に
プロペシアにも副作用があります。
主なものには、初期脱毛・勃起障害・射精障害・精液量減少・睾丸痛・乳房圧痛・乳房肥大などがあります。
そのためにも、服用に際しては細心の注意が必要です。
厚生労働省のホームページには下記のような記載があります（抜粋）。「プロペシア（PROPECIA）（男性型脱毛症用薬）に関する注意喚起について（米国食品医薬品庁（ＦＤＡ）の公表する注意事項より抜粋）」１．プロペシアの使用は男性限定です。女性と小児には使用してはいけません。２．妊娠中か、その可能性のある女性は絶対にプロペシアを使用してはいけません、また、砕けたり割れたりしたプロペシアの錠剤をさわってはいけません。男の子を妊娠している女性の体内にプロペシアの有効成分が入ると、それが口から入った場合であっても、皮膚に付着して吸収された場合であっても、男の子の生殖器に異常を起こすおそれがあります。妊娠中の女性がプロペシアの有効成分に触れてしまった時には、医師に相談して下さい。
その他にも、通常の注意事項として下記のようなものがあります。１．前立腺がんの検診を受ける場合は医師にプロペシアを服用していることを必ず知らせる。２．プロペシア服用中は献血をしない。３．ドーピング検査の禁止薬物である。などです。